2012年1月4日水曜日

考える本

本の紹介をします。
今日はちょっと長く書きます。



紹介したいのは本そのものではありません。


「解説」です。

著者の知人が本や著者自身について書いている、アレです。

そうです。

作品の最後におまけのように載っている、アレです。





紹介するのは、せきしろさん(文筆家)が、「しずく(西加奈子さん著)」に載せた解説。




何度も着ている服に対して、
「その服、お気に入りなんですか?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?



「えぇ、とても気に入っています」

ある人にとってはとるに足らない会話。



「その服しか持っていないと指摘されたようで、死んでしまいたくなるほど、恥ずかしい。」

ある人にとってはいつまでも忘れられない会話。


そのようなことを例に挙げて西加奈子さんを解説しています。




人にはその人の持つ性格があります。
そして生まれ育つ環境の違いもあります。
性格と環境、そしてきっと文化や習慣も混ざり合っていろいろな人ができています。

だから、問いかけ一つも受け取る人によって意味も重さも変わってくるのだろうと思います。


わたしはきっと言葉の裏を読んでずっと気にする人。
恥ずかしくて、顔を上げられず、笑ってごまかしてしまう人。

だから時々ちょっと損だな、、、と思うことがあります。

独りでぐるぐる悩んで気にして考えてしまうから。




でも良いことも時々あります。

ぐるぐる考えていると、ある時もの事が1つに繋がることがあるのです。
「なるほど・・」って。
「あぁ、そうだったのか」って。

そのほかには・・・人に対してできるだけ思いやりを持ちたい、と思えます。
それはたぶん、自分に痛みがあるから。


どんな人が良くて、どんな人が悪いという良し悪しの判断は
きっとなんの救いにも助けにもならない。


人の評価も人によって変わってしまうものだから、
これも当てにはできない。



残るのは結局、自分。



自分がどういう自分でありたいか


それに尽きるのですよね。






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